これは2012年12月22日の話。
「優勝したら軽トラと長靴でパレードしようか」
そもそもの話は監督が言い出した半分冗談のような話だったそうです。
2012年のファイターズと言えば、栗山監督は監督就任1年目。
絶対的エースダルビッシュ投手はMLBへ。
大谷選手はまだ高校生(この年のドラフトで日ハムへ)。
エースはいなくなり、監督も1年目、正直「大丈夫かな?」と思ってた人もいたのではないでしょうか?
終わってみれば、
パリーグ優勝!そしてCSも優勝!ということになりましたよね。
残念ながら日本シリーズでジャイアンツには2勝4敗で負けてしまいました。
多田野投手のデッドボールという不可解なジャッジ、しかも危険球という判断で退場させられてしまうという超疑惑の判定にモヤモヤしたのを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日本一は逃したものの、監督になる前から栗山町に家を持ち、ホームでの試合は栗山の家から札幌ドームに通う栗山監督をどうにか祝福したいという町民達が、最初に書いたパレードの実現に向けて動いたという訳です。
実際監督が乗ったのはこの車。
渋っ!
しかも、この車の動力源は
町の子供。
軽トラの荷台に紅白の綱があるのがわかるでしょうか?
この綱を町の子供達が神輿のように引っ張って移動したわけです。
この子供エンジンの軽トラで北洋銀行の交差点から東京堂の交差点まで移動したそうです。
…どこだよそれ?と思いましたね。すみません。
ここです。
栗山町のメインストリートです。
もう少し寄ってみましょう。
ここです。
2012年当時のマップなので今と若干違う部分もありますね。
この道を軽トラに乗り30分かけて移動したそうです。
多くの人が集まってくれました。
人口12,000人くらいの小さな町に6,000~8,000人の人が訪れたそうです。
すごいことですよね。
監督は集まってくれた人に懸命に手を振ってくれたそうです。
栗山町民も監督をもっと盛り上げようということで演出をします。
この写真みてください。
紙吹雪が舞っていますね。
この紙吹雪は栗山の小学生・中学生・高校生達がチラシを切って作ってくれたそうです。
しかし、ここで問題が。
通常優勝パレード等で紙吹雪をまく際、高層の建物の上からまいたりしますよね?
しかし…
栗山高い建物なんてないじゃん。
そこで先ほどの写真をもう一度見てください。
左上に映っていますね。
普段、電線や電柱など高所での作業を行う際に使用する作業車です。
この作業車を電気屋さんから借りて、上のゴンドラに町民が乗り、手作りの送風機で子供たちが切ってくれた紙吹雪を散らしたそうです。
監督のこと大好きかよ。
パレード終わった後も監督のファンサービスは続きます。
栗山駅隣にありますカルチャープラザEKIで撮影会。
こちらにも多くの人が集まってくれました。
当初、運営側はある程度のところで止める予定だったそうです。
ですが、監督が
『せっかくこんなに来てくれたんだから皆と撮ろう』と。
監督が一緒に撮った人の数 2,320人。
かかった時間 4時間30分。
最後の1人まで全力で対応してくれたそうです。
惚れてまうやろ。
残念ながら2016年のパレードについて私の立場でお話し出来ることは何もないです…。
現時点では開催するかしないかわからないと言うしかないのです。。
けどこれだけの監督愛をもった町民達が何もやらないわけないと思います。
何かお伝えできることができましたらすぐにこのサイトでお知らせしますのでよろしくお願いします!
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